仕事をされている方の中には、のしかかる重圧やタスクの多さから、精神を病んでしまう人がいます。中には、自分や家族の時間まで使って働いている人もおり、長時間労働や精神疾患が社会問題化しつつあります。
毎日仕事ばっかりでつらい…。自分の時間が取れない。
考え方次第で仕事は楽しく効率よくできるよ。
仕事に向き合う考え方(マインド)を転換させれば、今よりも仕事が楽に、効率よくできるようになります。世の中の人はみんな頑張りすぎなんです…。
✔ 効率の良い仕事の取り組み方
✔ 仕事に対する合理的な考え方
✔ 仕事を減らす方法
本記事では、仕事に対する考え方や向き合い方を変えて、仕事を楽に、効率よく行う術を詳しく解説します。
必ずやらなければならないことだけやる
仕事は全部が大切。やらなくてもいいことなんてないよ。
仕事には重要度や優先度が必ずあって、やらなくてもいいことは
たくさんあるよ。
普通、重要度の高さや責任の重さ、期限が近いなどの仕事の優先順位が高くなり、やらなければならないこととして認識されます。しかし、中にはこだわりすぎる性格から、自分でやるべきことを増やしたり、やらなくてもいいことをやったりしています。つまり、やらなくてもいいことも自分のやるべき仕事と認識していることがあります。
以下の章では、やるべき仕事とやる必要のない仕事について解説します。
やらなければならない仕事とは何か?
自分のやらなければならない仕事って何?
会社(上司)から指示されたことだけきちんと意識してやればいいよ。
- 自分に課せられたノルマ
- 自分の担当する案件やお客
- 上司から命じられたこと
前提として
「人は何でも自分の仕事として捉えがち」
そもそも多くの人に言えることは…
やらなくてもいい仕事をやってしまう。
求められていること以上に細部までこだわってしまう。
自分の能力以上のことをやろうと思ってしまう。
アナがサラリーマン時代によく思ったことは
それ、やる意味あるのかな?
そこまでやらなくてもいいでしょ。
細部までこだわり抜くことが理想ではありますが、それって本当に必要なのかという疑問。
そんなに頑張っても成果は変わらないんじゃないか…
資料で足りないところは口頭で補足すればいいのではないか…
大切なのは
やらなきゃいけない仕事やノルマに対し、勤務時間内でベストを尽くす。
ただそれだけ。
会社に求められたことだけを
忠実に遂行するマインドを身につけましょう。
自分の評価に関係ない仕事はしない
会社は自分のやったこと全てを評価してくれているはず。
会社は営利目的。基本的に結果しか評価しません。
自分の評価に関わる仕事が最優先ですが、中には自分の評価に全く関係ないものも多数行っています。
いろいろありますが例えば、
- 後輩への指導
- 上司に命じられた資料の準備
- 社内での親睦会の計画や飲み会
以上の内容は一例ですが、
自分の評価には一切関係ありません。
会社があなたに求めている仕事ではないからです。
後輩への指導は指導担当の人の仕事ですし、上司の資料準備は上司の仕事です。
懇親会や飲み会は基本的に自主活動です。
つまり、自分に与えられた仕事で結果を出すだけでいいのです。
自分に対して与えられた仕事以外は、自分の仕事ではありません。
そして、会社側も与えた仕事以外でその人を評価することはできません。
あなたの仕事がスーパーのレジ打ちのパートなら
品出しの手伝いをしないからといって評価を下げることはできません。
なぜなら業務外だから。
自分の仕事に関係のないことを指示されたら
声を大にして言ってみましょう(職場で白い目で見られることは仕方ない!)。
「すいません。それ、自分の仕事ではないです。」
アナは職場で敵が多数いました。でも、仕事の評価はかなり高かったよ。
周りの目を見て仕事はやらない
部署内での評価が気になります。周りを見ながら仕事をしています。
同じ組織内の目や評価が気になってしまうのは自然なこと。でも、周囲の目なんてどうでもいいことです。
組織にいると、他人からの目や評価が気になってしまいます。
自分のやりたいことがあっても
上司の顔色や考えを気にしてしまいます。
また、周りが困っていると
アドバイスをしたり相談に乗ったりすることが自分の責務なのではないかと考えてしまいます。
しかし、周りの目は自分の仕事を増やす最大の敵です。
あの人がこうしているから…
自分の力を必要とする人が多いから…
自分のやるべきことよりも、周りの目を見て行動するのは、
会社が本来求めている姿ではありません(自分が勝手にやっているだけのこと)。
周りの目なんか気にせず、自分のやるべきことを勤務時間内で終わらせるようにしましょう。
他人の目や周囲の期待に応えようとすると疲れるよ。
人の仕事はやらない
実は知らず知らずの間に、人の仕事をしていることがあります。心当たりはありませんか。
人の仕事なんてやっていないよ。
いやー、実は知らず知らずの間にやっているのです。
無意識に人の仕事をしている場合が多い
仕事というのは基本的に、役職や経験年数で適正に割り振られています。
しかし
誰かが困っていると…
自分が頼りにされると…
どうしても放っておけない。
優しい人ほど、こういった心理になります。
そして、手伝ってあげたり自分が代わりにやってあげたりしてしまいます。
適正に仕事が割り振られている以上、
他人の仕事を代わりにやってあげるのはおかしな話です。
自分が指導担当になっていれば仕方ないのですが、そうでない場合も多いですよね。
「部署内で力を合わせて仕事をしましょう」は
「未熟な人の仕事は部署内で何とかしてください」と同義です。
会社の無責任は発言とも捉えられます。
そもそも時給や日給、月給は、仕事量や責任の重さ、拘束時間で決められています。
だから、自分に与えられた仕事以上のことをする必要は一切ありません。その分のお金はもらえないからです。
そして、自分以外の人のサポートをおろそかにしたという理由での悪評価は本来認められないのです。
自分の仕事は何か。
基本はそれだけ考えて仕事をするようにしましょう。
勤務時間に余裕がある場合に限り、人の仕事を手伝ってもいいもしれませんね。
完璧を目指さない
世の中には完璧思考の人が一定数存在します。
学校では、テストで100点を取ることが完璧なことではありますが、社会に出ると点数など存在しない、むしろ決まった答えなんてものはありません。
つまり仕事における完璧なんて存在しないのです。
この章では、仕事で完璧を求めない考え方を紹介します。
70~80点を目指せばいい
ここでいう70~80点は、自分の中での点数という意味。
学校のテストを思い返してください。
100点を取るのってすごく大変ですよね。そのための勉強時間も相当なものです。
90点ならどうでしょう。頑張れば取れそうですよね。
70~80点はどうでしょう。頑張りさえすれば誰でも到達可能な点数ですよね?
つまり、仕事においても70~80点を目指すくらいの気持ちで、頑張ればいいのです。
100点を目指して仕事をしても、実際やってみたら評価がよくなかったなんてことはたくさんあります。
逆にそこそこの頑張りで大いに評価されたなんてことも起こります。
ただし、力を抜いてしまい自分での頑張り度合いが60点くらいだと、
もうちょっと頑張れたんじゃない?
と言われてしまうので注意が必要です。
ここで言いたいことは
すごーく頑張るのではなく、悪い評価がつかない程度にほどほどに頑張る
ということです。
完璧を目指さず、どこかで妥協するということも念頭に置きながら日々の仕事に取り組みましょう。
人に頼る
人に頼ることができない性格ってありますよね。
迷惑をかけてしまうかも…
人に頼むなんて自分のプライドが許さない…
人に頼ることをよく思わない人がいるのも原因かもしれません。
いやいや、
人の仕事はやらないのに、頼るなんておかしいでしょ。
その通りなんですが、会社は組織です。協力も大切なのです。
人を頼れば答えがすぐに出る
仕事をする上で分からないことや初めてのことは誰しも必ず直面します。
一人で悩んで解決することもあれば、一人ではどうしようもないことも多数あります。
そんな時は迷わず、人に頼ることをおすすめします。
会社は大抵の場合、今自分が悩んでいる仕事に精通した人材がいます。
分からないことで悩むのは時間の無駄です。
人に頼って効率よく仕事を終わらせれば、一人で抱え込むより簡単に済ませることが可能です。
また、勤務時間が定められている以上、それを超えてしまったら会社が残業代を支払う義務が生じます。
会社のためにも自分のためにも…
たくさん人に頼りましょう。
普通、誰かに頼りにされたら嫌な気持ちにはなりませんよね。
効率よく進めるためには、人に頼るということにも視野に入れながら仕事をしていきましょう。
仕事を断る勇気をもつ
仕事を断るなんて無責任だ。
なんでも引き受ければいいというものではないんです。
「仕事は断ってはいけない」というのは幻想です。
むしろできない仕事を引き受けたり、残業しなければ終わらないことまで引き受けたりするのは、とても無責任なことです。
育てることができないのに、捨て犬をたくさん引き取ってしまうのと同じです。
ここでは、仕事を断ることは悪くない理由について詳しく解説します。
できる人に仕事が集まる
仕事ができる人には、多くの仕事が舞い込んできます。
今までの実績や経験から、その人に頼めばきちんと成果を出してくれるだろうと思ってみんなが依頼するのです。
しかし、どんな人にも仕事を受け入れられるキャパシティがあります。
そのキャパシティを超えてしまえば、達成できなくなります。
実際、私の周りでも
多くの仕事を持ちすぎて、どれも中途半端になってしまったり、
仕事の多さにより毎日残業したり、
場合によっては精神を病んでしまったり、
そんな人がたくさんいました。
アナは仕事ができる人間ではありませんでしたが、職場の中で数少ない男性だったので、仕事が集まりやすかったです…。
ここで意識したいのが、自分が受け入れられる仕事の量。
何でも引き受ければいいというわけではありません。
自分の抱えている仕事をきちんと把握して、受ける仕事を精選していきましょう。
本当に優秀な人は仕事を断る
前述したように、受ける仕事は精選すべきと言いましたが、
真に優秀な人は仕事を進んで断ります。
なぜかというと
できない仕事を引き受けるのは無責任だから。
他で結果を出したい仕事があるから。
他に適任者がいるから。
上記のように自分の能力やキャパシティを適切に把握できている人は、
仕事を選び、断ります。
断っても大丈夫なの?
全く問題ありません。
断った仕事はほかの人に回っていきます。そして、必ず誰かが引き受けます。
だから、断っても特に問題ありません。
自分がやらなきゃ。
自分じゃないとできない。
そんなことは一切考える必要はありません。
そういうすごーく大事な仕事は社長レベルの仕事です。平の社員では普通ありえません。
それでは全ての仕事を断ればいいのか。
そういう話ではありません。
引き受けるべき、引き受けるべきではない仕事を以下に載せます。
・自分の評価が大きく上がるもの
・給料が大きく増えるもの
・キャリアアップにつながるもの
・自分の評価に無関係なもの
・やっても給料が上がらないもの
・だれでもできるもの
受ける仕事は精選して、本当に大事な仕事だけを引き受けるようにしていきましょう。
「いや~、今はちょっと厳しいです」
これが断るときの常套手段でした…笑
まとめ
いかがでしたか。
今回はアナ流、働き方見直し術5選を紹介してきました。
仕事で悩む方の一助になれば幸いです。
仕事はあくまでも、稼ぐための手段。自分や家族の時間まで使ってやるものではありません。
ワークライフバランスを大切に仕事に向き合っていきましょう。
グッドラック!